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ガマン汁の正式名称は「カウパー腺液」

一般的にガマン汁と呼ばれている射精前に出てくる透明の粘り気がある液体ですが、これは正式にはカウパー腺液という名前です。
1702年にイギリスのカウパー医師が見つけたからこう呼ばれていて、日本語ではあまりなじみはありませんが「尿道球腺液」とも呼ばれているようです。
ガマン汁の役目と正体は?
このガマン汁というのは、性的に興奮したときに尿道に放出される液体で、本来はこの液を膣の中に入れることで膣内を弱アルカリ性にして、その後から入ってくる精子が膣の中にある酸で死なないように準備するためのものです。
さらにセックスしているときの潤滑剤の役割も果たし、これは女性の性器が感じると濡れてしまうのと同じですよね。
ガマン汁自体で妊娠することはない
ガマン汁はそもそも尿道球腺という期間から出される液体です。
ですから精子を作る精巣(玉)から出てくるものではないので、ガマン汁自体の中に精子は入っていません。
そう考えればガマン汁のせいで妊娠するはずはないと考えても当然です。
もちろんそれは正しい考えで、ガマン汁だけが女性の膣の中に入ったとしても妊娠することはありません。
しかし、いわゆる「中出し」をしなくても、挿入しただけで妊娠してしまったという話はよく聞きますし、実際にそんな経験をした人も少なからずいます。
となると、セックスをしているときに射精をしなくても、ガマン汁が出ているだけで妊娠してしまうリスクがあるということと思っても当然でしょう。
風俗で働いているときに、このガマン汁だけで妊娠してしまう可能性があるとしたら、挿入なしでもアソコ近くについてしまっただけでも危険ということになるので、この問題は知っておいた方がいいかもしれません。
では、ガマン汁には精子が入っていないのに射精だけで妊娠してしまうのは、一体なぜでしょうか。
挿入なしで妊娠してしまう理由とは?
射精なしでも妊娠してしまう理由というのは、実はおちんちんの中に、射精する前にすでに精子がわき出てしまっていて、それがガマン汁に混ざって膣の中に入ってしまうからなのです。
つまり男性のおちんちんから精子が出てくるのは、「イク」時ではなくて、その前からじわじわ出ている可能性があるということなのですね。
精子が出てしまうのはすでに出ている状態か、少し前に射精した場合はそのときの精子がまだ管の中に残っているという場合もあります。
妊娠を防ぐためには膣外射精に頼らない
風俗でのお仕事は基本、挿入はなくそこまで心配はいりませんが、それでも素股などをしているときにお客さんが射精しなくても、もしかしたらガマン汁に精子が含まれているかもという危険性は、ある程度考えておいた方が良いでしょう。
プライベートでも膣外射精などでイク時だけ外に出しても、実はその前にガマン汁の中に精子が入っているかもしれないという危険性は、しっかり理解しておいた方が良いはずです。