「手っ取り早くお金を稼ぎたいから風俗へ」では痛い目に遭う
風俗のお店で働きたいという人は、色々な事情を抱えています。
例えば毒親の元を離れたいとか、兄弟の学費を稼ぎたいなど、自分の欲望に忠実でお金が欲しいというケースばかりではなく、本当に苦労が絶えない大変な状況故に働きたいということもあります。
辛い状況の中、「恋愛経験もほとんどないけど、風俗に行って稼ぎたい」ということが頭をよぎるのは、ある意味当たり前かもしれません。
高収入なイメージがありますからね。
でも、そういう思考回路には「ここまで堕ちればきっと沢山のお金を手に入れられるはずだ」という思い込みがあります。
断言しますが、風俗嬢として稼げる女性というのは「顔や体が美しい」「やる気があって努力家」「仕事に対して真剣」「器用」「性格が良く天性のモテる才能がある」という、ある意味一部の女性だけです。
「やる気があって努力家」という要素なんかは、自分次第でどうにでもなります。
けれど、想像がつかない程の出来事を乗り越え努力し続けるということは、思っているよりも大変なことです。
男性をゼロ距離で楽しませなければならない仕事で、実は簡単ではありません。
もちろん、その仕事を簡単に済ませることはできるのですが、風俗嬢人口が多い今では、生き残っていくことが大変難しいのが現実です。
「風俗嬢になって稼ぎたい」というのはある種の「自己破壊願望」かもしれません。
もっとよく「風俗嬢になって接客する自分」というものをイメージしてみることが大切です。
それでもやってみたいのであれば、きっとあなたは売れるはずです。
エッチなことだけしていれば良い訳ではない
多くの風俗嬢になりたての女性が勘違いしていることが、「エロいメニューをこなせば仕事ができている」ということです。
確かに仕事はできてはいるのですが、お客様から「流れ作業」「身が入っていない」という評価を下され、リピートしてもらえなくなります。
よく「会話したくないから水ではなく風に来た」と言う人もいますが、これは半分正解で半分間違いです。
会話がゼロであれば、お客様から指名をもらうことができずに最終的には淘汰されます。
癒しを与えたり、独特のキャラや魅力があったりという付加価値がなければ、風俗嬢としてやっていくことはできないのです。
サービスを与えるということだけではない
イメージとして、接客中は女性側が動いてサービスして男性を満足させる、と思われている節があります。
しかし実際は、男性からキスをされたり胸やあそこを舐められたり、かなり攻められることになります。
お客様は色々な希望を持って来店しますが、一般的には「新人なら自分が調教して、ベテラン相手になら任せる」と考えています。
新人や未経験であることを言った途端に、「俺が教えてあげるよ」と言われ、主導権を握られる恐れがあります。
風俗嬢としては新人でも、プライベートではかなりのビッチかもしれないのに、そんなことには考えが及ぶはずがありません。
案外、新人さんは「お客様に普通のセックスみたいな感じで愛撫されそうになる」ということでショックを受ける場合があるようです。
風俗嬢側としてはお仕事としてやっていますが、お客様は「目の前の子は彼女」みたい感じで接してきますので、それをよく頭に入れておいてください。
風俗嬢の私と本当の私を切り離す準備を
商品に対するレビューで、お世辞を言う人は少ないのではないでしょうか?
良いところも悪いところも、ハッキリとレビューを書くと思います。
自分が風俗嬢として働いた場合も、それと同じことが起こるということを忘れてはなりません。
もっとも、商品が人である場合は表現や相手のダメージについて想像し、配慮せねばなりません。
それが大人というものですが、残念ながらそんな高尚な人間ばかりではありません。
客目線が強く「俺は金を払っているんだから」という人は、遠慮なくダメ出ししてきます。
その場で言わなくても、後に掲示板などで「ブス」「くさい」「爬虫類みたい」など、心無いことを書かれたりすることもあります。
でも、そこで心が折れてはいけません。よく考えてみてください。
どんなに優秀な商品でも、★1を付けるユーザーはいるんです。
お客様全員から文句を付けられたのではないのであれば、一部からの悪口・いちゃもんはスルーしなくてはなりません。
悪口を言われやすい仕事である、ということも覚えておいてくださいね。
まとめ
ちょっと嫌なことを書き連ねてしまいましたが、人間はダメージを前もって想像することで自分の心を守ろうとする性質を持っています。
今この時点で「うわ~嫌だな…」と感じ、「でも私は働くんだ!」と思っていただければ、実際に働いた時のダメージを軽減できるかと思います。
あなたがしっかりと稼げることを願っています!