お客様の母数を増やす

一度太いお客様ができてしまうとそのお客様のことばかりを当てにし、新規のお客様を接客するのが面倒になってしまうことがあります。
その気持ちはとてもよくわかるのですが、風俗の仕事を続けていく気があるのであれば新規のお客様の接客から逃げてはいけません。
むしろ、太いお客様がついている時こそお店に「フリーに着かせて欲しい」と交渉し、自分のリピーターの母数を増やしていくという努力が必要となります。
もちろん、性格によって太客数名で回していくというやり方があっている方もいらっしゃるので一概には言えませんが、太客を扱うには強いメンタルが必要で、かつガチ恋対応をしなければならなくなるリスクもあります。
フリーに付いて丁寧に接客してもすぐに指名が返ってこずに「やっぱ○○さんに時間使った方がいいじゃん?」とやる気がなくなってしまうかもしれません。
けれど、もっと長い目で見て餌をまき続けることが大切です。
将来の自分への貯金として、フリーに付き続けるようにしてください。
同じお店で出勤し続けるという忍耐力
これはどんな仕事においても同じような側面があると考えていますが、「長く在籍すればするほど自分により優位な環境になっていく」ことが多いです。
当然ながら、常に右肩上がりで環境が良くなり続けるということはありえません。
例えば、新人期間が終わってからもお客様からの人気が絶えずずっと完売状態だったのに、なぜか最近本指名を取ることができない。
出勤してもお茶の日さえ出てきた。
こんな状態に陥れば、誰だっていても立ってもいられなくなり、そのお店を辞めたくなってしまいます。
もちろん移籍してまた稼ぎが上向きになり、元のお店に居続けない方が正解だったというケースもあるかと思います。
しかし大抵の場合は、また移籍先でも波を経験することになります。
つまり、人間年単位で仕事をしていれば、良い時もあれば同じ人とは思えないぐらい沈む時だってあるということです。
それは本人に原因がある場合もありますが、たまたま本指名が一気に切れてしまうなど自分ではどうにもならないことだって多々あります。
「もともと人気があった自分がお茶引き嬢だなんて…」とプライドが許さないということはわかるのですが、実はそんなことは長年仕事をしている人は当たり前のように経験していたりします。
そんな時期は、自分がやれることをやり、終えたらただひたすらじっと動かず時が経つのを待っているものなのです。
そうすると、また徐々に客足が戻り以前よりももっとたくさんのお客様に囲まれ仕事ができるという状態に成長します。
夜職は特に、こういった沈んだ時に静かに耐えその後また人気爆発するということをよく見かけます。
沈んだ時に毎回お店を辞めて逃げていては、こうした苦難を乗り越えて昔以上に伸びるということを経験することもできません。
辛いのはわかるのですが、お店をやめたからと言って解決するものではないということも頭に入れておきましょう。
店に期待しない&スタッフとの距離感を意識する
在籍のお店をやめて違うお店に移籍する時の、一番多い理由は何だか知っていますか?
それは人間関係のいざこざです。
当然それ以外の理由の方もたくさんいて、客入りが悪いからとかバックが少なすぎる、お店のカラーと自分が合っていないということもあると思います。
が、実際スタッフと関係が悪くなってやめるという方が本当に多いです。
女の子と仲が悪くなりお店をやめるということもありえなくはないですが、ほとんどはスタッフや店長などの従業員が大半です。
店長やオーナー、その他スタッフに好かれると、お客様を回してもらいやすくなったり稼ぎに直結するようなメリットがあります。
「そんなの不公平!」と嫌な気分にはなりますが、夜の世界はそういったことがまかり通るものなのです。
それはそんなものだと思うしかありません。
できる方は店長やオーナーなど役職付きの人に取り入って、良い顔をし続けることをおすすめします。
役職がついていないボーイさんであっても、いつ権限ある役職に出世するか分かりませんから、親切にしておく方が無難です。
つまり、スタッフに対してもお客様同様に鉄仮面で接することが一番望ましいです。
無理に仲良くしなくても構いません。
それよりも、何かあった時に感情をぶつけて怒鳴ったりしない、怒らない、冷静に話をするといった距離感が最も大切です。
「お前らは私たちのおかげで飯食ってんだろ?」と心の中で思っているのは構いません。
けれども、それを表に出してしまうと一気に敵対関係になってしまうので、スタッフはお客様と思うようにし機嫌を取ってうまく転がしてください。
何よりも稼ぎを優先する
これは言葉を見るだけでは「そんなの当たり前じゃん」という風に感じられると思います。
しかし実際はそうではない人が大半となります。
例えば、「あのスタッフがめちゃめちゃムカついた」であるとか「同僚の女の子が感じが悪い」「なんか客層が合わない」という理由で、簡単にお店を辞めてしまう方が多いものです。
出稼ぎ先も含めれば風俗店はたくさんありますので、他に良いところを見つけたくなる気持ちもわかります。
だけど、一度冷静に考えてみてください。
もしあなたが今満足できる給料を手にしているのであれば、簡単に移籍してはいけないのです。
向上心バリバリで、もっと単価の高いお店に行きたいという理由で移籍するのは構いません。
本人にもそれなりの覚悟があり、しんどい思いや努力をし続けなければならないということがすでに分かっている状態のため、根性を発揮することができます。
しかし自分が思う額を稼げているのに、ほんの数個何かが嫌でやめてしまうと、特に自分が変わることもなく、新たな努力や工夫をすることもなく、今よりも良い環境を求めてしまいがちです。
確かに今あるイラつく問題からは逃げられるかもしれませんが、新しい環境で今以上の腹立たしいトラブルが待ち受けているかもしれません。
また、今自分が満足する額を稼げているということは、続ければもっと稼ぎが増える可能性もあります。
日々嫌なことがあったりイラつくことがあったりするということはよくわかりますが、やめて同じ金額を稼ぎ、かつ今よりもストレスフリーな環境を見つけることは簡単なのかどうか?
それをもう一度自分に問いかけてみてください
まとめ
今回は、風俗嬢が見落としがちな「本来すべき努力」について、その中身を真剣解説してきました。
当たり前のような内容だったかもしれませんが、これが出来ている人は本当に少ないです。
売れたい!稼ぎたい!と思っている方は、是非取り入れてみてくださいね。