ポリアクリル酸ナトリウム系
最もポピュラーなのが、ポリアクリル酸ナトリウム系のローションです。
ヌルヌル感が長持ちするため、お笑い番組などでも使われます。
水性で、水と混ざることで粘り気を増す性質があります。
水を吸収する性質もあり、紙おむつや生理ナプキンなどにも使用されています。
人体には悪影響がないため、安心して使うことができますが注意しなければならないこともあります。
それが、体内に入らないようにすることです。
長い時間、ヌルヌルする感じが持続する持ちの良さがメリットではありますが逆に言うと落ちにくいということでもあります。
肌に付いたローションを上手に落とす方法は後程解説しますが、膣内に入ってしまうと厄介なことになる恐れもありますのでその点を理解しておく必要があります。
潤滑ゼリー代わりに使って膣の奥まで入ってしまうと、なかなか排出されずに奥でとどまり、雑菌が繁殖して病気の原因となってしまうかもしれません。
あくまでも、肌の上でヌルヌル感を楽しむものであると理解しておきましょう。
グリセリン系(ゼリー)
グリセリンは、女性ならば聞き慣れない単語ではないかもしれません。
化粧水やクリームなどに配合され、保湿剤として有名だからです。
グリセリンは、ポリアクリル酸ナトリウム系とは違い水に溶けるため、体内に入っても大丈夫です。
ウエトラなどの潤滑剤ゼリーは、グリセリンが主成分となっています。
テクスチャーはサラサラ系で、ポリアクリル酸ナトリウムのローションのようにヌルヌルしませんので、体全体に伸ばして使うようなプロのプレイには少し不向きだと言えるでしょう。
オイルベース
オイルベースのローションは、マッサージにも使用することができ肌に優しいですが、ローション自体にボリュームが少なめで、大量に使う必要があることと、落とすのに苦労するということが難点です。
注意点としては、植物性のオイルでアレルギーを起こしてしまう人もいます。
そしてオイルはゴム製品を劣化させてしまいますので、スキンを使う時に気を付けなければならないということです。
シリコンタイプ
シリコンタイプのローションは、オイルのようなサラッとしたテクスチャーでベタつきが少ないのにうるおいが持続します。
シリコン(正確にはシリコーン)は、スキンケア用品やヘアケア用品に配合されることが多いです。
ベタつきを抑え、ツルっとした使い心地を作ってくれます。
最近は、「シリコンフリー」などとシリコーンが悪者にされがちですが、人体には無害であり、そこまで神経質になる必要はありません。
ローションの落とし方
ポリアクリル酸ナトリウムやシリコンのローションは、結構落としにくいです。
コツとしては、シャワーでお湯をかけながら叩いて流すようにすることです。
時間がなかったりすると擦って落とそうとしてしまいますが、それではローションの表面を撫でるだけになりますから、叩いて肌との隙間を作り、それを流水で流していくようなイメージです。
お客様には使えませんが、自分の体を落とす時には塩を使ってもよいかもしれません。
スーパーで売っている荒塩をざっくりかけて洗い流すと、ローションがサラサラに変化していとも簡単に流れていきます。
ローションを破棄する時も、塩を使うと良いですね。
塩以外に何か物を使うとすれば、海面スポンジなど目の粗いスポンジで優しく擦り落とすという方法があります。
スポンジで擦る時も、流水を利用しながらです。
叩くと肌に負担がかかるなという場合には、スポンジの方が良いかもしれませんね。
まとめ
今回は、ローションの種類とその落とし方について細かく解説しました。
どのローションであっても、その性質を理解しておくことで、どのように扱えばよいかがわかり、よりスムーズな接客に役立つでしょう。
お店からローションが支給される場合は、一応成分まで事前に聞いておくと安心ですね!