会話を通じてお客様を知ろうとする気持ちが大切
「何かしゃべらないと」という焦る気持ちは理解できるのですが、とりあえず適当に話しかけられるだけではお客様もストレスに感じてしまいます。
私達で言うところの、美容師さんやアシスタントさんが心ここにあらずの状態で話を振ってくる時のことですね。
結論から先に申し上げますと、お客様について「知ろうとする」「興味を持つ」ということが大切です。
それを考えずに話をすると、「この子やる気がなくて適当な子だな」と逆に悪い印象を与えかねません。
「そんなこと言っても興味ないものは興味ないし…」という方のために、より具体的にイメージができる方法についてお伝えしてみます。
付き合いたいと思う人に何を聞くか?
例えば、あなたが以前から好きだった人、あるいはとても好みの人と一緒にお茶をすることになりました。
その時、あなたは何を話しますか?
「いつもこの辺で遊んだり飲んだりしてるんですか?」
「今日は仕事だったんですか?」
「何歳ですか?」
「仕事は何をしてるんですか?」
自分が「いいな」と思っている人のことを知りたいと思うことは普通です。
ですから、こういった質問をすることもあると思います。
しかし、こういう質問をずっと続けると思いますか?
こんな無味乾燥で答えにくい質問を延々続けていたら、相手に自分を良く思ってもらうことは難しいような気がしませんか?
つまり、取り調べのようになっていて盛り上がらない受け答えで終わってしまう可能性が高いということです。
本当に「付き合って欲しいな」という相手には、ありきたりな質問以外にももっと突っ込んだことを聞いてみたり、自分のことを話したりするのではないでしょうか?
相手のことを知って、共通点を見つけたりして自分のことも知ってもらう…。こういった流れが、付き合う前のウキウキした会話にはあると思いませんか?
質問や自分のトークを用意しておく
「私、会話が苦手だから…」そう言う人ほど、「会話」というものについて考えていません。
トークが上手な人というのは、日頃から話すことについて考えを巡らせ、用意しているものです。
慣れないうちはメモを取り、盛り上がりそうな質問や自分のおもしろエピソードなどを記録しておき、接客に入る前にサッと目を通します。
こうして準備するだけで、「ああ~何を話そう…」という気まずいオーラがにじみ出ることもありませんし、お客様との雰囲気も随分良くなることが多いです。
是非、準備をするという工夫をしてみてください!