沈黙は悪じゃない!接客は空気づくりから

会話が途切れると、つい「何か話さなきゃ!」と焦ってしまいがちですが、実は沈黙が心地よい瞬間もあります。
たとえば、マッサージをしているときや、くつろいでいるとき、お客様がリラックスしているなら無理に話さなくても問題ありません。
「静かな時間も心地よい」と感じてもらえれば、それも接客の成功と言えます。
ただ、「このまま気まずい雰囲気になるかも…」と感じた場合は、さりげなく会話を引き出す工夫をしてみましょう。
質問を変えたらお客様が話し出した!
話しかけても、そっけない返事しか返ってこないお客様っていますよね。
そんなときは、質問の仕方を少し工夫するだけで会話が弾むことがあります。
たとえば、「お仕事何されてるんですか?」と聞いて、「会社員」とだけ答えられたら、そこで会話が終わってしまうこともありますよね。
でも、こう聞いてみましょう。
「どんなお仕事されてるんですか?忙しいときってどんな感じなんですか?」と少し具体的に質問すると、お客様も答えやすくなります。
さらに、「じゃあ、仕事終わった後ってどうやってリフレッシュしてるんですか?」と話を広げていくと、自然に会話が続きます。
ポイントは、「答えやすい質問をすること」と「答えに対してもう少し深掘りすること」。
お客様に「話しやすいな」と思ってもらえたら、それだけで居心地の良い空間が生まれますよ。
「聞き役」に徹して、お客様を焦らせない!
中には、あまり話したがらないお客様もいらっしゃいますよね。
「なんとか話させよう!」と頑張りすぎると、逆にプレッシャーを与えてしまうこともあります。
だからこそ、無理に喋らせるのではなく、聞き役に回ることも大切なテクニックです。
「お客様が話したくなったら話す」くらいの余裕を持つと、かえってリラックスしてくれることが多いです。
たとえば、「今日はどんな気分ですか?」と優しく聞いてみたり、「最近何か楽しいことありました?」とさりげなく話題をふってみるのも。
大事なのは、お客様のテンポに合わせること。
会話を無理に盛り上げるのではなく、「この子と一緒にいると落ち着くな」と思ってもらえたら、それだけで指名につながることもあります。
話すより大事?リアクションだけで好印象はつくれる
沈黙が続くと、お客様も「何か話さなきゃ」と思っていることが多いものです。
でも、緊張していたり、何を話せばいいのかわからなかったりして、うまく喋れないだけのこともあります。
このような時には、ちょっとしたリアクションで場を和ませることが効果的です。
例えば、ふっと微笑んで「なんか落ち着きますね」と言うだけでも、お客様の緊張がほぐれます。
また、「そうなんですね!」と明るく相槌を打つだけでも、場の雰囲気が明るくなることも。
大げさなリアクションでなくても、ちょっとした表情や声のトーンを変えるだけで、空気が柔らかくなりますよ。
共感されると話したくなる!
沈黙が続いてしまうお客様は、話すことが苦手というよりも「何を話していいのかわからない」場合が多いです。
その際、共感の一言を加えることで、会話が自然に広がりやすくなります。
例えば、「お仕事忙しそうですね」と言うだけで「いや〜最近ちょっと大変で…」と話し始めてくれることも。
また、「疲れてませんか?」や「落ち着きますね」と声をかけるだけでも、お客様がリラックスしやすくなりますよ。