話を盛り上げるつもりが話題泥棒
「仕事は何してるんですか?」
「今日は何を食べたんですか?」
などの一問一答形式の会話は、相手に「義務感で会話している」ということを悟られやすく、自分の印象を落としてしまいます。
そのため、トークが継続するように意識するようになります。
トークが上手な夜の業界の人は、一つの話題から始まり話を展開させるのが得意です。
相手が盛り上がるように自分のエピソードを話してみることもあります。
ただし、こういう軽快なトークが流れている時に注意しなくてはならないことがあります。
それが「お客様にスポットが当たっているか」ということです。
自分としては上手く会話を転がし盛り上がっているように思える瞬間でも実はお客様が合わせてくれており、「自分の見せ場が無い」と感じているかもしれません。
会話が盛り上がっているように見える時であっても、
「そんな時、○○さんならどうする?」
「○○さんだったらそんなことは言わないですよねー!」
など、必ずお客様を絡ませるように神経を使ってください。
自分にスポットが当たりさえずれば、その会話は「楽しかったもの」として認識されます。
髪を触られると機嫌が悪くなる
風俗嬢を始める前は、思いつきもしなかったのですが、実際に仕事を始めると、顔や髪など頭を触るお客様にイラつきが止まらなくなりました。
メイクやセットが崩れるということももちろんそうなのですが、好きでもない人に顔や髪を触られるという行為に嫌悪感を覚えてしまうことを発見しました。
女性の多くはそうなのではないかと思います。
顔付近はなんとなくプライベートゾーンのような感覚であり(本当は胸とかあそことかがプライベートゾーンなのですが…)
「特に触る必要もない部分を触らないで欲しい!」という気持ちが沸き起こってくるんですよね。
顔や髪を触られると突然ムッとして態度に出てしまうこともありますが、ここはグッと我慢すべきところです。
だって、彼氏が顔や髪を触ってきても態度に出すほどに怒ったりしないはずです。
お客様もその感覚で「風俗嬢と過ごす時間は、彼女と過ごしている時間」と認識しているものですので顔や髪を触ることで愛情表現しているという感じなんですよね。
それは、ガチ恋客・そうでない客どちらも差がありません。
男性はガチ恋していなくても、自分が気に入った相手であれば「自分のもの」だと錯覚することができるのです。
どこか冷めた女性とは違う性質を持っているということを覚えておきましょう。
つまり、「髪を触らないでください」など真顔で言ってしまった瞬間に今までのニコニコ笑顔やサービスが台無しになってしまうのです。
頑張った分がもったいないので、自らマイナスポイントを生成するのはやめておきましょう。
自分はお仕事系だと決めている
「私は愛想良くお客様に接するのは下手だし、向いていない。とにかくテクニックを磨いてお客様を満足させることに注力する!」という方は、案外多いと思います。
ただし、この選択はいばらの道であるということを覚悟しなくてはなりません。
女性において、「セックスする時には前戯が大事であり、気持ちが入っていないと感じない」ということがよく聞かれるかと思います。
しかしこれは、女性に限ったことではなくむしろ男性にこそ当てはまることだったりします。
男性の性欲のことをよくわかっていない人は、とにかく物理的に気持ちよくさせれば良いと勘違いしています。
重要なのは「視覚情報」と「自分が認められているかどうか」だったりします。
容姿が好みではない女性とのセックスと超タイプの美女とのセックスでは、男性は射精するまでの時間が異なります。
圧倒的に、美女とのセックスの方が早く果ててしまいます。
目で見た情報から「美女とセックスできているんだ」という感情が起こり興奮を高めます。
加えて、「こんな美女が俺を受け入れてくれた」という承認欲求やプライドが満たされたことによる満足感(征服感)でも興奮が高まります。
美女であってもお仕事系であると人気が出にくく、ちょいポチャで普通顔の愛嬌あるキャストの人気が爆発する理由はまさにこれです。
お客様からすると、お仕事系のキャストからは「プライドを満たしてもらう」というメリットが得にくいのです。
会話が少ないため、褒めてもらう機会も少なく、自分が受け入れてもらっているかどうかがわからない、という訳ですね。
コミュニケーションが苦手だから水商売ではなく風俗に来た!という言い分もわかるのですが、今実際に稼げていないのであれば少しはお客様の心も満たす努力をするべきではないでしょうか?