今で言うところのシフト表

「香盤表(こうばんひょう)」って、耳にしたことありますか?今でいう“シフト表”のことなのですが、実はそのルーツは遊郭時代にあります。
遊女たちは、自分がどの時間にお客様を取るかを管理するために「香盤表」を使っていました。名前の由来は、御香(おこう)を焚いて時間を計ったことにあります。つまり時計代わりだったわけです。
当時は時計が庶民にまで普及していなかった時代。そこで、一本の御香が燃え尽きるまでの時間を「一枠」としてサービスの長さを測っていたのです。いわば、煙と香りで流れる時間そのものが遊郭のリズムでした。
現代の風俗店でも「シフト表」は存在しますが、呼び方ひとつでぐっと文化の重みを感じますよね。華やかな遊郭の歴史の中で培われた言葉が、今の時代にも形を変えて生き残っている。そう思うと、風俗は単なる娯楽ではなく「文化」としての顔もあるのではないでしょうか。
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