本来であれば風俗嬢に確定申告は必要
そもそも風俗嬢として働いている人の多くが、確定申告を行わず、税金も払っていないことが多いです。
収入がある限り税金を払うのは国民の義務ですが、確定申告が面倒だし、税金を払うのはもったいないと考えている人も多いようです。
確かに面倒で、もったいないという側面は理解できないわけではありませんし、業界自体がなんとなく税金に対してあやふやな風潮もあります。
しかし、だからといって確定申告をしなくても良いという理由にはなりません。
なぜなら、もし税金をきちんと払っていないことが税務署に知られてしまうと、色々なペナルティーを受けなければならなくなるからです。
税金は払わずに免除されることはない
まず知っておきたいのが、税金というものは借金とは違って逃げられるものではなく、必ず支払わなければならないということです。
よくカードのリボ払いなどを、自己破産して借金を免除するという話を耳にしますが、税金の場合は仮に自己破産しても支払いが免除されることはありません。
支払いが完了するまで請求され続けます。
後からばれると高額の追徴課税が課される
さらに、意図的に申告せず放置していたことがバレてしまうと、税金の請求と共に「延滞税」や「無申告加算税」などが追加で請求されてしまいます。
この延滞税は14.6%、無申告加算税は40%という重い率となりますので、決して甘く見てはいけません。
最悪の場合「懲役」のリスクも
ここまでは単に請求される税金のペナルティーの話でしたが、税金を逃れようとした人に対しては、その状況によっては逮捕され刑事罰を受けてしまうリスクすらあることも知っておいた方が良いでしょう。
いくら風俗業界がなんとなく税金に対して緩い風潮があったとしても、税務署側から見ればこの業界が税金に対してルーズな部分が多く、税金逃れをしている風俗嬢が多いということをデータとしてハッキリと把握しています。
そのため、もし税務署が本気を出せば、風俗嬢からもしっかりと納税させるため、今後厳しい対応になっていく可能性があることも否定できません。
確定申告をするためには税理士に相談を
このように確定申告をしないで税金を納めず、放置したままにしていると、支払わなければならない税金がどんどん溜まってしまい、そこに延滞税や無申告加算税がプラスして、とても一度には支払えないほどの金額が請求されることになります。
ですから適当にごまかしたり、税金を逃れ続けるよりは、個人事業主として確定申告を毎年済ませた方が、まともな生活を送りたいのなら正解です。
しかし確定申告をしたいと思っても、自分ひとりでは何をしたらいいのか分からないという方がほとんどでしょう。
そんな時は、税理士に相談してみてください。
税理士は確定申告のプロですから、確定申告を手伝ってくれます。
もちろん税理士にも費用を支払う必要があります。
それでも自力で申告をすべて済ますのはかなりハードルが高いので、知り合いの紹介や税理士紹介サービスを利用して、まずは相談できる税理士を見つけてみてはいかがでしょうか。