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風俗嬢は個人事業主が基本
風俗嬢というのは、税金的な見方で分類すると、いわゆる「個人事業主」ということになります。
個人事業主というのは、株式会社などの「法人」として登記せずに事業をしている個人のことを指します。
例えば、街中にある個人の商店やフリーランスで仕事をしている人と、同じような扱いとなります。
会社勤めと違って納税は自分でする
この個人事業主は、税金の支払いを自分でしなければならず、そのための手続きとして「確定申告」が必要となります。
確定申告とは、1年間の自分の収入と経費などを計算して、収入に応じた税金を支払うための制度です。
会社に勤めている場合は、給料の中から保険や税金が差し引かれていますので、会社が代わりに納税してくれるのですが、個人事業主は会社勤めの人とは違い、自分で手続きして税金や保険を納めなければなりません。
実際には税金を納めていない人も多い
ところが、風俗業界に身を置いていると、意外とこの税金に関してちゃんと手続きをしているという話を聞かないかもしれません。
そもそも、風俗店の場合は厳密に会計処理をしていないお店も多く、納税に関してもルーズな傾向にあります。
さらに、個人事業主として契約している風俗嬢の給料から、税金の名目でお金を天引きしているのに、実際にはそれはオーナーのポケットに入ってしまっているというケースすらあるようです。
確定申告で支払う税金はいくらくらい？
では、きちんと確定申告をした場合、税金はいくらくらい支払わなければならないのでしょうか。
これは収入がいくらで、経費がいくらかを研鑽しなければ、はっきりした金額は出ませんが、例えば年収が「330万円を超え695万円以下」の場合、税率は20％となります。
単純に500万円の年収だった場合、20％そのままをかけると、税金は100万円となります。
ただし、これは単純計算の話で、「控除」や経費を計算すれば、納税額はもっと少なくなります。
目安として参考にしてみてください。
お店に納税がどうなっているかを確認しておこう
風俗店のすべてが個人事業主として風俗嬢を雇っているわけではなく、中には雇用契約を結んでいるお店もあります。
一般の会社員と同じように、給与の中から税金が支払われている場合もありますので、自分の勤めているお店に納税に関して確認してみても良いでしょう。
確定申告をしないとどうなるの？
では、もし確定申告をしないで税金を払わないまま放置していると、どうなるのでしょうか。
税金というのは収入がある限り支払う義務があるものですから、もし税務署に税金を払っていないことを知られてしまうと、未払い分の税金を払わなければならないことになります。
その場合、支払いをしなかった分のペナルティーも請求されますので、金額はかなり高額になることもあります。
さらに、税金は普通の借金とは違い、たとえ自己破産しても帳消しにはならず、支払い続けなければなりません。
軽視していると後から後悔することになることもあり得ます。
「みんなが払っていないから…」という安易な考えでなく、そのようなリスクを知っておき、税金の支払いをどうするか、自分で決めるのが正解と言えます。
