自分は「どうでもいいや…」となりやすいかどうかを知る
人によって様々だと思います。
具体的に言うと、電話で人に相談するとか寝てしまう、お酒を飲みに行くなど色々だと思いますが大きく分けると以下の2つのパターンに分かれると思います。
・その問題について考え続ける
・その問題を忘れて気分転換する
どちらも正しいし、有効な方法だと思います。
しかしながら注意したいのが、「その問題について考え続ける」というタイプです。
とても真面目で、目の前の問題から逃げないという強さがあります。
しかしその一方で、問題を直視し続けることによる弊害も出て来てしまいます。
それが「もうどうでもいいや」です。
どうでもいいやの何が悪いかというとそれは「極端な行動に出てしまう」ということなのです。
自分が壁にぶち当たった時に「もうどうでもいいや」と考えてしまうのか、観察してみることを意識してみてくださいね。
自己破壊的行動とは?
「もうどうでもいいや」という思いが頭をよぎった時には、自分が損をするような行動を進んで取ってしまいます。
例えば、今まで平和に努めてきた人間関係を壊そうとしたり仕事をいい加減にしたり、連続で休んだり、欲しくもないものを購入して浪費したり、特に楽しみなくドカ食いややけ飲みしたり、知らない男についていったりといった行動です。
どうしてこういう極端な行動を取ってしまうかというと、それは「悩んでいる現実のすぐ横に、理想を並べてしまうから」です。
つまり、完璧主義の部分が、現在の悩みを責めてしまうんですね。
「今まではうまくいっていたのに、こうなったのはどうして?」
「なんで自分がこんな目に遭わないといけないの?」
「あの子は何故いつもうまくいくの?」
といった感情が沸き起こり、「今の自分はこんなにダメ。じゃあもうゼロになってもいいじゃん、関係ない」という投げやりな思考になってしまいます。
そうした負のスパイラル思考は、誰にでも心当たりがあるはずです。
スーパーポジティブ人間は別として、普通の感覚を持つ人であれば、そのような状態に陥るのは仕方がないことだと思います。
しかし、こういった感情が出てきた時こそ、少し立ち止まってみることが必要なのです。
本当に自己破壊したいのか?
「もうどうでもいいや」と諦めのような言葉を吐きながらも、グズグズした気持ちは晴れず心は重いままでしょう。
そう、本当にどうでもいいのであれば、スッキリするはずなのです。
それで、道の真ん中で大の字になって寝るとか、裸で逆立ちして街を闊歩すればいい。
でも、そんなことはできないものです。
「もう死にたい…」なんて考えることはあっても、それを実行に移すのは、とても難しいことです。
どうでもいいやとその瞬間にはなっていたとしても、結局は自分の心を建て直し、元の生活や状況に戻ることが多いのが人間です。
どうでもいいやとなって、本当に自分の人生を大きく変えるだとか、終わらせるだとかいうことならば自己破壊的行動を取っても整合性が取れるのですが、最終的には普通に戻るのであれば、そのどうでもいいや行動は余計なことだった、ということになります。
高いところから自分を眺めるイメージを持つ
悩みがある時には、自分の周りをすべてその嫌なことが囲ってしまっていて、周囲の状況が見えなくなっています。
考えに考え抜いて、煮詰めて良いアイデアが浮かぶ、ということも当然あります。
真面目な人ほど、問題について考えるのをやめてしまっては、それは逃げで悪いことだと考えてしまうことでしょう。
しかし、悩みどっぷり浸かって思考を巡らせている時は、同じことをループして考えがちです。
同じことばかり考え、エネルギーを浪費し、心を削ると、どうしてもネガティブな方向に行ってしまいます。
ネガティブに考えることは、悪いことではありません。
危険予測をして、自分の心が壊れないように守っているのです。
しかし、ネガティブなことを考えすぎると、心に負担が出てくるだけではなく、行動もおかしくなってしまいます。
本来であれば処理できていた問題も、自分自身で変な方向に持って行ってしまうこともあります。
悩んでいる自分は一旦そこに置いておき、そのままふわっと天井まで幽体離脱し、「本当はどんな状況なのかな?
私の周りには、本当は何があるの?」と見直してみるようにしましょう。
何も見つからないかもしれません。
しかし、「どうでもいいや」と投げやりになるほどの不幸でもないと発見できるかもしれません。
そういう方法を身に付けて、風俗嬢という仕事をしていくことが、自分を守るために必要なのではないかと思っています。