乳首の保湿ケアは専用クリーム+ワセリンを
肌は、物理的刺激が加わるとバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。
乳首をお客様の手や口で愛撫されると、見えないレベルで乳首の皮膚も剥がされ薄くなります。
それ故バリア機能が下がって乾燥し、更に弱くなったところをまた愛撫され…という悪循環に陥りやすくなります。
お仕事をしている以上、物理的刺激を回避することは難しいですよね。
なので、効率的に保湿ケアをしていくことが必要です。
馬油やランシノー(ラノリン)など動物性のオイルは、アレルギーのリスクがある上、実は保湿力は低いので避けましょう。
オイルはそのテクスチャーから保湿力が高いイメージがありますが、「水分を抱える力」というものはなく「保湿」としては不向きです。
(昔から顔の皮脂(天然のオイル)が保湿の役割をすると言われてきましたが最近では否定されています。)
水分をキープするための成分、具体的には「ヒアルロン酸」「セラミド」「アミノ酸」などが含まれた製品を使うようにしてください。
そういう成分が含まれたクリームを使いそれでも乾燥を感じる場合は、ワセリンを重ねることで、蓋をすることができます。
乳首の痛みが引かないなら薬を使う
乳首は一度痛めると、回復するまで案外時間を要します。
自力で回復できない場合は、薬を使って素早く治療しましょう。
市販薬よりも、皮膚科で処方してもらう方がおすすめです。
あまりダラダラ使っては効果よりも副作用が目立つため注意が必要ですが、ステロイド入りの薬ですと炎症を抑えるため効果が高く感じる傾向にあります。
保湿だけで治らない場合は、薬に頼ってみるのも一つです。
接客中はとにかくお客様の手の行方に集中!
乳首を痛めている時の接客は、特にお客様の手が自分の体のどこへ向かうのかをしっかり見続ける必要があります。
胸に手を伸ばしたのであれば、「乳首痛いから、全体をマッサージする感じにしてね」と優しく伝え、相手の手を持ち一緒に胸を揉むようにします。
言いづらいかもしれませんが、言わないと伝わりませんし、お客様は無意識的に触っている場合もあります。
お客様の機嫌を損ねないように注意しながら、なるべく触れられないようにしましょう。
離れ技!接客前に絆創膏を貼っておく
乳首を負傷しているけど、あのチクストのリピート客の相手をしないといけない…といった状況になった際は、ちょっと離れ技ではありますが乳首に絆創膏を貼っておくという方法があります。
絆創膏ではなく、例えば脱脂綿を医療用テープで留めておく、などでもいいです。
両側だと見た目が面白くなってしまいますので、片側だけでもOKです。
接客に入り服を脱いで下着を外す時、お客様に絆創膏が見えるようにします。
「あ!しまった!外すの忘れてました」とか言いつつ、絆創膏をゆっくり剥がします。
「どうしたの?ケガしてるの?」なんて聞かれたら、「今肌が敏感で…こすれてダメージ受けちゃったんです…」とちょっと痛そうに伝えます。
「他のお客様にやられた」なんてことは言ってはいけません。
お客様が萎えてしまいますからね。
私は実際にこれをやったことが何度もあるのですが、話が響かないお客様には、絆創膏に少しだけ赤インクを付けておき、「あ、ちょっと血がにじんでる…」と見せたりしたこともあります。
男性は意外と血が苦手ですから、これだけやれば話を聞かない人でも心配してくれます。
今までこれで怒られたことはありませんが、クレームが入ってもいけませんのでお店の雰囲気やお客様の性格から判断して繰り出すようにしてくださいね!