紙に書き出すという方法を侮らないで!
モヤモヤした時に、一番にすべきことは、自分が何にストレスを感じているか書き出してみるということです。
綺麗にまとめたり、見返した時のことを考えてちゃんと書こうと意識してしまうかもしれませんが、それでは意味がありません。
書き方は自由で、格好悪くても大丈夫!
頭に浮かんだまま書いていきます。
「そんなこと書かなくても」と躊躇することなく、とにかくペンを走らせます。
よくわからない時には「こんなにモヤモヤしているの」でも良いですし、書くことが思い浮かばない時には「書くことがない」でもOK!
頭の中にたまったモヤを吐き出すような感じで、とりとめがなくても書き出すことがポイントとなります。
そうして色々書いていくうちに、問題と解決がセットで書けたり、新しいアイデアが思いついたりすれば、別の紙に綺麗に書けば良いだけです。
とにかく「書く」ことからスタートしてみてください。
また、スマホやパソコンで打ち込みたくなりますが、「ペンを手で持ち紙に書く」ということが効果的だったりします。
紙にペンで書くというのはスピードが遅いですが、その遅さが良いのです。
書くスピードまで思考速度が落とされますから、流れ作業で浅く考えるのではなく、ゆっくりと考えることができると言われています。
紙に頭にある内容を書き出すという方法は、モヤモヤの原因がある時も特に原因が無い時にもどちらでも使える方法です。
月並みな言い方ですが、騙されたと思って続けてみることで何か見えてくると思います。
解決策を導き出したらとにかくやってみる
ダラダラとただ書いているうちに、思考がクリアになって解決の糸口を掴むこともあります。
「そういえば、こういう方法に変えてみたら…?」と思いついたら、是非実行してみるようにしてください。
思いついたことを実行しなければ、それがまた「溜まったタスク」となり重荷になることもあります。
実際にやってみると、新たなことに気づいたり、別の道が開けたりということもあります。
頭で考えているだけの状態が、一番何も変わらないとも言えますので、とりあえずは「一歩踏み出して行動」を心掛けてみてください。
過去のことでモヤモヤしているならば、手放す練習をしてみてください。
もし、昔にあった出来事を思い出してモヤモヤ・イライラしているのであれば、それは単純に時間の無駄です。
過去のことを考える癖がある場合は、「終わったことだから仕方ない!」と切り替える練習をしていきましょう。
それでもまた考えてしまったときは、諦めずに「終わったこと終わったこと」と何回でも切り替える練習をします。
切り替える練習をしてもなかなかうまくいかないかもしれませんが、自分で切り替えるということを続けていきます。
時には、実際に声に出して「今言っても仕方ないでしょ!」という風にしてみてください。
実際問題、過去のことで腹を立てたり悲しんだりしても、何も変わりません。
自分の機嫌を取ってあげられるのは、自分しかいないということを理解して心を立て直す練習もしていくようにしましょう。
運動してみる
「運動なんて…」と関係ないことに思えますが、侮ってはいけません。
実際に体を動かして汗をかいてみると、100%まではいかなくても随分モヤモヤが晴れるもので、人間なんて単純だなあと実感することができます。
体を動かすと、自分の中にある破壊衝動を満足させることができます。
自暴自棄になってしまった時や、何か物に当たりたいくらいイライラするという時に全速力で走ってみると、嘘のように収まりますよ。
「ランナーズハイ」という言葉がありますが、激しめの運動をすると脳内で麻薬に似た物質が増え、快感を得られたり不安や痛みを軽減してくれます。
運動することは、「安全・タダ・スッキリする」と思って十分に活用するようにしましょう!
流れに身を任せるということを覚える
何かに悩んだり、心が落ち着かずモヤモヤする時にやる気をなくしてダラッと何もしないというタイプの方は、ある意味立ち直りも早いかもしれません。
そうではなく、「そんなんじゃダメ!しっかりと考えて改善して頑張らないと!」と自責で考える真面目な方は、もう少し「いい加減」になってみても良いかもしれません。
というのも、何か悪いことがあれば「そういう時期だよ」と考えずに、「努力して再度起き上がれ!」と教育されてきた人が多く、自分の力ですべてを解決しようとしてしまいます。
自分の改善点を探ったり、関係ある相手に対し「こんな言い方はどうだろう?」とアプローチ方法を考えてみたり…。
しかし、変にあがくと余計に問題が難しくなってしまい、単純に時間が問題解決してくれるということも多々あります。
寝かしたり、時間を置くということも解決策の一つであるということを頭の隅に置いておくことも必要かなと感じています。