LINE交換するとどうなるのか?
お客様とLINEでつながるということは、お客様自身とのつながりが強化されますので、自分をよりしっかりと認識してくれるためチャンスが増えます。
しかし、デメリットもあります。
デメリットは具体的に2つあります。
1,自分がしんどくなる
2,お客様との関係が悪くなる
1については次の章で深堀りしますのでまずは2についてお話しします。
人間、LINEを送るとどうしても返事が欲しくなるものです。
本来、お店に行った時だけの関係であれば、会っている時間のみ楽しもうとするものですが、LINEでつながってしまうと、日常からやり取りをしたくなるというメンヘラ気味の男性もいます。
自分にハマってくれるガチ恋さんなら、わからないでもないのですが…。
自分のことが特別ではないのに、さみしさや暇を埋めたいがためにメッセージを送ってく男性もいます。
そういう男性は、自分が思うペースで返事が来ないと怒りや不満をあらわにしてくることがあります。
その結果、もう二度とリピートしてもらえないというリスクもあります。
こういった場合、LINEは交換しない方がよかったということになります。
しかしながら、そういった人物なのかどうかは実際やり取りしてみないとわかりませんし、普通に連絡してこなかったお客様がある日を境に突然鬼メッセージな奴に変貌することもあります。
考えてもキリがないことですので、その辺は「交換するんじゃなかった」と後悔するのではなく、「この人はまあ良いお客さんじゃないから、どっちにしろいつか消えてたでしょ」とあまり感情を向けずに、自分の中であっさりとカットするようにしてください。
デメリットが心配なら交換しない
お客様とLINE交換した時の一番のデメリットは、「自分の負担となってしまう」ということです。
仕事中でもないのに、いつでも興味のない男性からメッセージが来ることに耐えられない、という方は、LINEの交換で自分のストレスを増やしてしまうことになります。
実際、そうなってしまう方が多いような印象です。
最初は「お客様を掴むチャンスだから交換しないと!」と意気込むのですが、無駄なメッセージ交換ばかりで来店に繋がらない…と、理不尽な思いをしてつらくなってしまうことが鉄板です。
私自身、今は「返せる時に返すか~」という感じで、例え「おはよう」なんてメッセージが来ても、「どうでもいいこと送らないで!」とは思いません。
返したい気分であれば返すし、返したくないならスルーします。
しかし、若い頃はどうしてもスルースキルがなくイラついてしまい、加えて「返事をきちんと返さなければ指名してもらえないかも…」という不安のせいで、ストレスの原因になっていました。
もしあなたが「私もストレスに感じてしまいそう」と思うのであれば、本当に心底「LINEもやらなきゃ!できること全部やらなきゃ!」と思った時に始めても良いのではないでしょうか?
予防線を張っておく
LINEを交換したら、まずは「私LINEの返事苦手だから、返事には期待しないでね!」とか「忙しいから返事があまりできないと思うけど、ちゃんと読んでるからね」みたいな感じで予防線を張るようにしましょう。
また、返事をする時間を固定することで「おはよう」「今日ごはん何食べようかな~?」なんて、どうでも良いメッセージを送ることに、お客様自ら意味を感じなくなってきます。
要するに、即返事が来ずにいつも20時に返事が来るのであれば、リアルタイムなやり取りが叶わないから頻度が減ってくる、ということです。
それでも、日記調のメッセージを送ってくる人はいますので、そういうお客様にはスタンプで対応するのも良いでしょう。
たまには文字で返事をしても良いかもしれませんが、付き合えば付き合う程に日記は内容が濃くなっていきますので、サラッと流す感じであしらうのがおすすめです。
それで「俺の文章ちゃんと読んでる?」と聞かれたら「読んでるよ~!」と多くを語らず返事をするとか、「スマホの小さい画面で活字読むの苦手なんだよね。老眼かな。」なんてふざけて流しておきましょう。
読まなければならない義務もありませんし、読ませる強制力もありませんしね!
自分のペースで遠慮なく営業をかける
これは賛否両論だと思いますが、私は遠慮なしに「いつ会える?」「さみしい!会いたいな」など、来店を促すようなことも送ります。
こうした営業をしたからと言って、実際にお客様が来るかどうかはわかりません。
本人は行きたいと思っていても、仕事・家族などの事情でどうしても行けないことだってあります。
けれど、何も営業せずにただただ雑談のやり取りをするのが、私は「無意味だ!しんどい!」と感じたのです。
「こんなにやっているのに来てくれない!」と怒るのではなく「まあこれくらいで来てくれたらラッキーだよね」というスタンスで、そう思える作業量で営業を織り交ぜていきます。
ただし、これは人に寄りますので、「そんなことを言う方がつらい」と思う場合は無理にしなくてもOKです。
だって実は、お客様全員が「本当はお店に来て欲しいと思っている」ということはわかっているからです。
「自分だけは彼氏みたいに特別だ」と思いたいが故に、営業をかけられることを嫌がりますが、しかし心の奥底ではちゃんとわかっているのです。
私も若かりし頃はお客様にキレて、「なんで彼氏でもないのにこんなやり取りをしないといけないの?私のつらさ、わかってよ。あなたの仕事のお客さんにライン送りまくられたらしんどくない?!」と直球を投げたことがあります。
その時の反応は「○○だけは他の子と違うと信じていたのに…やっぱり君もそうなんだ」でした。
この言葉に隠されているのは、「最初からわかってはいたけど信じたかった」ということですよね。
とんでもないガチ恋さんでも、こんな言葉を言うのです!
つまり、自分の状況をわかりたくはないけどわかっているのです。
LINEで営業しようが営業しなかろうが来ない時は来ないのですが、しかしこれもお客様を呼ぶ努力の1つには違いありませんので、「努力している自分」を評価してあげつつ、つらくない程度に利用していきましょうね。
店外のお誘いへの対応は?
LINEのやり取りで一番ストレスになること、それが店外デートのお誘いです。
しかしながら、これについていちいちストレスを感じていては、お仕事にならないということも理解しておいてください。
店外デートと本番交渉については避けることができない事柄ですので、都度反応せずに自分のスタンスをハッキリとさせておくようにしてください。
つまり、店外のお誘いについては、素直に言うしかありません。
「今は仕事頑張りたいからごめんなさい!」みたいな感じです。
「営業っぽいのが嫌がられるのでは?」と思ってしまう気持ちもわかるのですが、そもそも営業したくてLINEを交換しているのです。
これも私の経験上ではありますが、恋人っぽいやり取りを頑張ったからと言って来店頻度が上がる人は一部ですしお客様の要望に合わせる必要はありません。
お客様の要望に合わせる時は、実際に来店してくれた時のみで構いません!
有名人は皆メッセージの圧を感じている!
LINEのメッセージを色々送られてうざいと感じる気持ち、すごくわかります。
でも冷静になって考えてみれば、そういう風なしんどさを抱える人って、実は自分だけではありません。
もっと言えば、芸能人から有名人・インフルエンサー・YouTuberまで、皆同じ悩みを抱えています。
X(元Twitter)のリプやDMなど、会ったこともないような人から、意味不明なメッセージが毎日ザクザク届いている。
これが今の世界の現状です。
皆、しんどくなるようなメッセージを受け取ってはいますが、1つ1つに真剣に向き合い、すべてをドンと受け止めてはいません。
そんなことをすれば、ダメージを受けまくることがわかりきっているからです。
LINEを交換すればチャンスは増えますが、絶対売れる訳でもありません。
「テキトーに」を忘れずに、自分の気分でLINEを活用していってくださいね!