１，自分を守るために優しく断る
お客様から「挿れていいかな？だってみんなやってくれるよ？」「挿れないともう指名しないから」など、本番交渉を持ち掛けられると、神経に触って一気にピリッとなりますよね。
しかし、そこで「…お店のルールなんで。当然ダメなんで。」などと、怒り気味に断ってしまうことはやめておきしょう。
こういう対応は「一番簡単」です。
スキルが無い状態なのです。
「ルール違反してくる客に対してスキルなんて発動したくないわ！」という気持ちもすごくわかるのですが、そんなことを言っていると全員に対して冷たく断る羽目になってしまうというのも現実だったりします。
まず言っておきたいのが、愛想良く断るという行動は、「お客様様のためではない」ということなのです。
愛想良く断ることのメリットは、
1、自分を守る
2、なるべくリピートのチャンスを減らさない
という2つです。
ヘルスの場合はまだ近くにスタッフがいるので、本番強要されてもすぐ対応してもらえるし、お客様も緊張感があるかもしれません。
しかし、デリの場合はスタッフがすぐに駆け付けると言っても少し時間がかかりますし、お客様の気持も比較的ゆるみがちです。
個室で手を上げられてしまうという危険を避けるために、まずは穏便にお断りするべきです。
そして、やんわり愛想良く断るだけでやめてくれる可能性もありますので、まずは自分の気持を抑えて感じ良く対応してみるようにしましょう。
最初から起こって対応してしまうと、お客様のリピートは限りなく低くなってしまうため、それを回避するという訳です。
キレるのはいつでもできますからね。
最初から怒って感じ悪く対応するのは、自分にとってデメリットが大きいと理解しておきましょう。
２，真剣に受け取りすぎないことも大切
本番強要されると、本当に気分が悪くなりますよね。
しかしお客様側は、そこまで風俗嬢にストレスを与えるものだとは思っていません。
挨拶代わりに、「ダメ元で！」というライトな感じで言ってきていることも多々あります。
こちら側としては、「ライトであっても本番交渉してくるだけでルール違反なんだけど…」と腹立たしいことこの上ないのですが、お客様が軽く言ってきているのに、こちらだけまともに受け取り、感情を揺さぶられるのは癪という面もありますよね。
本番強要について慣れると言っては悲しいですが、こちら側もそこまで真剣にならず「えーそういうの今もあるんですね！珍しいなぁ！」とか「やってないよそういうの。笑」と言った風に、冗談ぽく返すようにしてみましょう。
要するに、茶化すということですね。
それで無理であれば、強めに言っても良いと思いますが、まずは雰囲気を壊さないように笑顔で明るくお断りするよにしましょう。
３，日記で発信する
普段からお店の日記やSNSで自分の好きなこと、嫌いなことを発信しておくというのも案外有効だったりします。
本番強要に関しても明確に「嫌ですよ」と表現することで、そういうことを言いたがるお客様を、寄せ付けにくくなる効果があります。
本番強要のお客様に出会ってしまったことを書き、「好きじゃない。そういうのが好きだったらソープで働いてるんじゃないかな？私は粘膜が弱くてつらいからこの仕事してるの！イチャイチャするのが好きだしねっ」「会えなくなったら嫌なのでやめてね！」みたいな風に、たまに話題にしていきましょう。
まとめ
本番強要は、本番行為がない業種で働く女性にとって、とてもストレスになるものです。
でも、「次の客もそうだったらどうしよう…」と不安になるのはストップ！
この仕事は相手があることなので、すべてを自分の思い通りにコントロールすることはできません。
なる時はなるしならない時はならない。
もし本番強要されたその時、「自分がいかに対応するのか？」イメトレしておくのも大切ですし、実践は毎回練習だと思って対応していきましょう。
私自身も指名を取るために「1回1回が勝負！」と真剣に向き合い取り組んでいましたが、そうするととてもしんどくなってしまいます。
とりあえず仕事を辞めずに長く続けて行こう。
「そのためには自分には何ができるかな？」と考えつつ、目の前の接客を一つずつこなしていきましょうね。
